これからは「縄文時代」×「メタバース」の時代だ!
という話をしたいと思う。
まず始めに、私は縄文時代の専門家ではないし、メタバースの関係者でもない。
それを前提に素人の1アイデアとして聞いてもらいたい。
さて、皆さんは縄文時代と聞いてどういうイメージを持つだろうか?
非文明的、粗雑、苦労の多い時代との印象をお持ちの方も多いだろう。
しかし、実際は一日の労働時間は4時間で、余暇を用いて土器や装飾品を作り、交易や簡易の農業もしていたのではないかと近年言われている。
それに対し次の時代の弥生時代は戦争や疫病、栄養の偏りや重労働など、負の側面も強かったと評価されている。
要は思ったより縄文時代は豊かで余裕があったということだ。
念の為言うと、ここで取り上げたいのは実際の縄文時代の暮らし方ではない。
メタバース時代において必要な能力、価値観はなんだろうか。
それを縄文時代の生活から学べるはず、と私は思っている。
これはどういうことか。
一般に人間は衣食住が無いと生きられないと言われる。
現代社会においては、生命維持だけでなく、人生を楽しむためにも衣食住をより充実させようとしている。
しかし、もし近未来においてメタバース的生活をするとどうなるか。
表にしてみると、
今までの世界
衣 豪華な服
食 豪華な食事
住 豪華な家
未来の世界 + メタバース上
衣 最低限の布 電子
食 最低限の栄養 電子
住 最低限の空間 電子
ということになる。
これは即ち、衣食住に必要な労働量が最低限のレベルまで落とせる。
ということなのだ。
これならば一日四時間労働で生活できるかもしれない。(物価は考慮しない)
生命維持+幸せな生活のために必要な労働量が少ない。
この点において、縄文時代とメタバース時代は同じ特徴を持っているのだ。
これは喜ばしいことであると同時に、20時間の余暇をどう使うかというミッションでもある。
我々は「大いなる暇」時代に突入するのだ。
やれ、仮想通貨でメタバース上取引ができます!とかNFTアートで唯一の絵画を!とかアコギにビジネスをやっている場合では無いのである。
縄文時代のように装飾品を作るもよし、宗教的な建築をするもよし、今まで「無駄」とされてきたことに一日の大半を使う時代が来るのだ。
ぜひ皆さんも暇をどう楽しむのか真面目に考えていただきたい。